XTR/Hydro Flex For Japanの品質管理・ボードの性能
XTR/Hydro Flex For Japanを展開するO'Side Surfでは、一般には通常供給されない特別仕様のチューンボードを日本のあなたに提供いたします。XTRの開発者のハビアーと、Hydro Flexの本社のRich&Bufoが管理する最新の設備と最高の技術を備えた工場から、お客様に優れたXTRをお送りします。きちんとした場所以外のライセンスのXTRは一切お客様には提供いたしません。
世界中で人気のXTR素材は、少ないながらライセンスXTR素材もあります。ただし、XTRは名前こそXTRとなりますがそのグラッシングに使うクロスや、仕上げ、そして管理によっては性能に著しく差が出ることがあります。過去XTRでもお客様にボードが渡った時点において、質の良くないボードが出ていたことも報告されていました。また、通常USのラックボードやUS向けのXTR素材ボードは、アメリカ人向けなので品質はラフなままです。
そんな不具合はXTRファンをなえさせる物でした。ファクトリーでは、完璧に仕上げているのに、その後に買い手に渡るまでの管理が悪かったり、輸送方法に不手際があったり、またはハワイやAUSのライセンスXTRでロゴはXTRだけど、仕上げが良くなかったり・・・せっかくXTR素材は最高レベルのカスタムエポキシボードなのに。歯がゆい気持ちで、私たちは見ていたのです。
そのために、
”どうにかして、最高級かつプロたちも愛用する本来の性能のXTRを日本のお客様に”
という理念に基づいて、XTR For Japanプロジェクトが立ち上がりました。
For Japanの最大の関心は、見た目や、細かい仕上げなど(もちろん一般にUSやAUS、そしてHawai市場で出るXTRボードよりも見た目に気を使ってございます)だけでなく、サーフボードの性能に大きな違いを出す、グラッシング前のフォームのファインチューン仕上げ、ボードを巻くクロスや樹脂の材質と管理、グラッシングの仕上げと、グラッシング後の管理、そしてお客様にお届けするまでの間のボードへの徹底管理などです。
例えばあなたの近くにあるサーフショップでXTRが在庫であったとして、すでに黄ばみがPU(ポリエステル)ボードよりも目立つようなXTRは、For Japanが出すXTRとはまったく別物です。一例として新品未使用なのに、黄ばみが全体的にひどいXTRは、管理がいい加減課、材質が劣るものを使っている証拠なのです。For Japan使用のXTR18-Proと”S-2”クロス、そしてシンセテックXTRフォームを使っているボードは、明らにPUボードより白くて、一見してわかります。
このようにサーフボードの本来の性能に影響を与える項目を、XTRのプロがきちんと管理しているボードは出来栄えが違います。きちんと管理されているXTR素材ボードは概して、白くそしてしなりがあり、最高のサーフセッションをあなたに教授させてくれるボードとなるのです。今まで満足していないXTR製品を手にしてしまった方は、是非XTR For Japanプロデゥースのシェイパ・ボードを試してみてください。あなたの新しいサーフィンの可能性を切り開いてくれるでしょう。
そんな最高レベルのXTRを手にしたお客様からは世界からも日本からも、”ボード調子いいですよ”や”もう普通のPU(ポリエステル)に戻れない”などなどのフィードバックが数々届いています。
また、XTR For Japanからお買い上げのボードは、万が一のトラブルの場合にお届け時から3ヶ月の無料交換保証(条件あり)をお付けいたします。
熟練のXTR素材シェイパーとそうではないシェイパーの比較 |
先ほども指摘したように、同じXTR素材でもフォームへの微妙なタッチの方法や、材料によって重さやしなりがかなり異なることがあります。For Japanでは、開発者のJavierとシェイパー達のリレーションを深め、XTRが最高の質を持つように特別チューン。まずは下の2つの写真をご覧ください。
2枚の写真の上の画像は、JHP(Javier) For Japanのヘッドシェイパー&XTR開発者のハビアーが丁寧にファインチューンしたレールです。XTRとポリエステル&EPSはシェイプの際にサンドペーパーの使用方法が異なる面があり、XTRの素材について理解をしていないと、ボードを綺麗かつスムーズに仕上げることが出来ません。
写真(右)はあるUSのメーカーの仕上げで、レール付近の仕上げの粗さは否めません。驚くことですが、シェイパーの仕上げのきめ細かさによって、まったく別物のXTRができてしまうのです。しかも外見からは、ほとんどわからないまま。。。XTRサーフボードの構造XTRはシェイプの専門の知識が必要です。サンドする向き、力加減、サンドペーパーの番数、番数をどの順序で使ったらよいか、XTRのグラッシングに最適な最終調整など、シェイパーが調整する点は多くあります。
ポリエステルに慣れているシェイパーが、急にXTRに切り替えようとしてもなかなか難しいのはこのためです。XTR For Japanのシェイパーらは、エポキシプロのハビアーの交流を経て、そしてXTRの性能を100%発揮するシェイプを実現してますので、ご安心ください。このまさに命を吹き込むXTRブランクス最終タッチのこそが、高性能ボードへの鍵となるのは、間違いありません。
世界トップレベルのカスタムエポキシボードをハンドメイドするXTRファクトリー"Epoxy Pro" |
XTRサーフボードの構造全世界に評判を博しているXTRサーフボードですが、その心臓たるファクトリーは、エポキシラミネート暦21年を誇る"エポキシプロ"カリフォルニアファクトリー。ハワイ・オーストラリア・ペルーなどのXTRもありますが、そちらはすべてライセンスXTRボード。技術開発・シェイプの方法・クロスの巻き方・最新素材・フィードバックの応用は、まずはカリフォルニアのファクトリーからすべてが始まります。
2015年現在、技術力勝負のXTR FXや、パラレスストリンガーXTRなども、ライセンスXTR素材では提供できません。カリフォルニアのXTRファクトリーのみの提供・供給となります。そしてXTR For Japanが日本の皆様にお届けするXTRもまさに最新の技術力を注いだ本社仕上げ。世界サーフボード最新技術のすべてが集まるという、カリフォルニア発のXTRだから、その質・性能に自信あります。
左の写真をご覧ください。このテール付近にある、グラッシングの”EPOXY PRO Made In California"こそが、最新・高品質版のカリフォルニア仕上げの証。高級なカリフォルニアテイストを体/足元で感じて欲しい。それがXTR For Japanの願いです。
XTRサーフボードの構造 |
【XTRのセル構造】
XTRサーフボードの構造−XTRブランクスは、他のEPSフォームやウレタンサーフフォームとは全く異なる、特別な構造をしています。また、XTRを形成するセルは縦へそれぞれのセルが配列していて、非常に衝撃に強い構造となります。そのために表面が多少凹んでも、中身には影響が無く、サーフボードの本来の性能を驚くほど保つことが出来ます。
その優れたセル構造は、水を一切吸わず、またセルが頑丈なためにフォームのフレックスメモリーが高くなります。その結果、XTRを使用したボードは、寿命が長く、反応が高いサーフボードとなるのです。
【XTRの密度】
XTRフォームはサーフボードの発砲に最適な作成過程を経ます。そのために、フォームのWeight To Strength Ratio(フォームの重さと、強さの関係)が、最高に保たれるという2.00 lb/pciの密度を持ちます。
フォームの構造安定性
−XTRフォームは、通常のウレタンフォームのように、中身が柔らかく、外側が硬いフォームではありません。XTRフォームは中身から外までフォームの構造が均一で、どこも同じ硬さになります。またEPSのような空気が入る、不均質なフォームではございません。
【XTRサーフボードの構造】
XTR素材は、PUボードと異なりより地球環境に優しい素材・製作工程を取ります。
環境に優しいXTRブランクス&グラッシング |
−水を吸わないフォームのために、買い替えサイクルが長くなり、結果として資源の節約に役立つ。
−オゾン層を破壊する物質であるCFC(フロンガス)は、XTRフォームを作る際には一切発生しません。
−XTR樹脂でのエポキシラミネーションは、ポリエスターボードで大量に出される、人体に特に有害なVOC(発揮物質)は一切出ません。
−カット&シェイプ後に必ず出る必要の無くなったのXTRフォームは、リサイクル工場に持って行き、その他用途の工業用にリサイクルされます。