サーフボード修理・リペアー・レストアサービス
XTR/Hydro Flexサーフボードのリペアーは、小さなものであれば思ったより簡単にできます。ここでは、基礎的なリペアー方法を解説してみました。
自分で直せるタイプ
まずは自分でも修理したい・可能なリペアーのタイプを挙げてみました。
・小さめの凹み・傷
・小さめの剥離
・その他サーフボードの性能に大きな影響を与えない傷
以上の傷・凹みなどは簡単に直せますので、是非時間があれば自分でもトライしてみましょう。なおXTR/Hydro Flexの修理にはXTRとHydro Flexサーフボードを綺麗に・白く修理出来るオフィシャル修理樹脂も用意しております。
XTR・Hydro Flex Super Chargerバージョンの修理には必ずエポキシ樹脂をお使いください。通常のポリエステル樹脂を使うと、XTR/EPS/EFCフォームは溶けます。
Hydro FlexのNaturalバージョンはポリエステルでも、エポキシ樹脂でもどちらのタイプの樹脂をつかってもかまいません。ラミネート樹脂はエポキシなのですが、フォームがウレタンフォームなので、ポリエステル樹脂を使ってもフォームは溶けません。
プロに依頼したいタイプ |
サーフボードの修理でも、綺麗に補修するならばプロに依頼したほうが良いケースも多くあります。プロ並みの知識があれば、XTR・Hydro Flexサーフボードでも直せますが、それにかかる時間・労力・工具などの投賁も馬鹿になりません。以下プロに依頼したほうが性能の変化も無く・最小になり、そして安心できる修理のタイプを挙げてみました。
・フィンの角度に関わるようなフィンボックス陥没・フィン折れなど
・テール側のレール付近の大きな傷
・大きな剥離など
・ノーズ折れを綺麗に直したい方
・センター折れ(折れる寸前のデッキやボトムのヒビも含む)
なおテール側のレールの付近の大きな傷は確実に直しましょう。この傷は、放置しておくと後々取り返しのつかないことになります。エポキシ樹脂で巻いてあるボードは、ポリエスター樹脂で巻いているボードほどは気を使う必要ありませんが、それでも修理しておいたほうが安心です。この傷は専門用語で言うとサーフボードキャンサー(サーフボードのガン)と呼ばれるもので、致命的な傷です。このテールエリアのレールがヒビ割れたり、もろくなってしまったりすると、サーフボードの性能が著しく劣ってしまいます。
以前自分のボードでも、ほぼのレールエリアにひびが入ってしまってからは、問題だらけのボードなりました。特にパワーのある波でターンをした後などに、レールに再度ヒビが入るような現象が継続的に起こるようになってしまったのです。
テールエリアは、ターンをする際に継続的に大きなパワーがかなり伝わる場所です。その場所にヒビなどが入ってしまうと、その場所のレールがそのパワーに対処できなくて、人間が疲労骨折を起こしてしまうのと同じことです。というわけで、テールエリアのレールはできればきちんと修理して欲しいので、このセクションに入れておきました。
なお弊社では、国内一のXTR・Hydro Flexサーフボードの知識を生かして、通常のサーフボード修理サービスとは一線を画したもが提供できるようになってございます。使っている素材・樹脂も弊社でしか手に入らないカリフォルニアで合成された、樹脂を使用しています。
ご希望の方は以下の連絡先に問い合わせの上、是非ご利用ください。
●XTRサーフボード修理お問い合わせ●
〒289-1804
千葉県山武市蓮沼平151―2
Eメール:xtrsurf@gmail.com
【修理依頼の方法】
@弊社のショップ(千葉県山武市蓮沼平151-2)に持込、または郵送していただきます。郵送の際の梱包・発送料金負担はお客様にお願いします。梱包の際には厳重にお願いいたします。運送中の破損などは、弊社では一切責任を持てません。
Aお見積り(最終の価格は修理完成後に決定します)
B修理開始 (納期 約10日〜1ヶ月)*修理の内容によって変化ございます。
C修理完了(お客様へご連絡)
Dご決済&お引渡し、または郵送(事前にご決済となります)
*遠方の方や、ご来店出来ない方の修理は宅急便での郵送にてお受けしております。
*サーフボードを送付の際には一般の方はクロネコヤマトのヤマト便/西濃西武運輸が一番リーズナブルです。
*送付の際には、お名前・ご住所・ご自宅電話番号・携帯番号を伝票に記載の上、修理する箇所をマスキングテープなどでボード上に示してください。
*サーフボード修理の見積りは概算です。正確な見積もり金額は工場へ到着次第お伝えいたします。
*作業工程時に追加の処理が入る場合は、見積もりと実査のご請求価格が多少異なることがございます。
*のの表はPU(ポリ)ボードの修理価格です。XTRやEPSのエポキシボーの修理価格は、以下の価格に30%+となります
【サーフボード修理価格】
サーフボード修理内容 |
修理内容詳細(単位:センチ) |
修理価格 (消費税別) |
ワックスオフ(ショート) |
WAXをキレイに落とします。 |
1,000円 |
ワックスオフ(ロング) |
WAXをキレイに落とします。 |
2,000円 |
色付け(1色につき) |
エアブラシ、色樹脂による着色 |
1,000円 |
ピンライン(1色につき) |
修理に伴いピンラインを入れる場合 |
1,000円 |
キズ(小)クロスサンディング |
5×5未満 |
1,000〜2,000円 |
キズ(中)クロスサンディング |
5×5〜15×15未満 |
3,000円〜 |
キズ(大)クロスサンディング |
15×15〜 |
5,000円〜 |
(小)パテ埋めクロスサンディング |
5×5未満 |
3,000円〜 |
(中)パテ埋めクロスサンディング |
5×5〜15×15未満 |
4,000円〜 |
(大)パテ埋めクロスサンディング |
15×15〜 |
5,000円〜 |
(小)フォーム+クロスサンディング |
5×5未満 |
5,000円〜 |
(中)フォーム+クロスサンディング |
5×5〜15×15未満 |
6,000円〜 |
(大)フォーム+クロスサンディング |
15×15〜 |
7,000円〜 |
フィンアップ(フィン有) |
フィン1枚につき |
8,000円〜 |
フィンアップ(フィン無) |
フィン1枚につき |
12,000円〜 |
FCSプラグ交換(1個) |
追加1個毎に¥1.000UP |
5,000円〜 |
ロングセンターボックス交換 |
--- |
12,000円〜 |
FUTUREサイドボックス交換(1個) |
追加1個毎に¥1.500UP |
6,000円〜 |
リーシュカップ交換(1個) |
--- |
4,000円〜 |
ロービングリーシュ |
--- |
6,000円〜 |
ノーズ/テール折れ小(破損部有) |
ノーズ/テールから15未満 |
6,000円〜 |
ノーズ/テール折れ小 (破損部無) |
ノーズ/テールから15未満 |
10,000円〜 |
ノーズ/テール折れ大 (破損部有) |
ノーズ/テールから15〜 |
10,000円〜 |
ノーズ/テール折れ大 (破損部無) |
ノーズ/テールから15〜 |
12,000円〜 |
ボード折れ(支柱入れ+ラミネート) |
センター付近で割れているもの |
36,000円〜 |
ハクリ小 |
10×10未満 |
4,000円〜 |
ハクリ中 |
10×10〜30×30未満 |
6,000円〜 |
ハクリ大 |
30×30〜 |
8,000円〜 |
バフ仕上げ |
--- |
30%UP |
エポキシリペア |
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15%UP |
・エポキシボードの修理はPU(ポリ)より硬化の関係で、お時間がかかります。
・修理箇所にワックスがかかっている場合は、ワックスを落とした上でボードをお持ちください。ワックスがリペアーする場所にかかる場合は、ワックス除去費用がかかります。
・修理箇所の大きさによって納期の変化があります。
・修理工場の混雑によって納期の前後がございます。
XTRリペアー樹脂の使用上の注意! |
XTRリペアー樹脂は混合比は完璧になっているので、使いやすく・便利ですが、以下の注意が必要です。
・長時間混ぜ過ぎないようにする。混ぜる目安は、20〜30秒くらい。混ぜる時間を多くすれば多くするほど早く固まります。
・樹脂硬化は混ぜた直後から始まるので、作業を手際良く!樹脂を混ぜる前に、準備万端にしておくと効率良く作業が行えて、しかも無駄がありません。
・気温が高いと硬化速度が速く、気温が低いと硬化速度が遅くなります。気温が低すぎると、硬化不良のもとになりますので、最低でも?℃以上の外気温を保つようにしてください。
上手い修理の鍵は・・・
樹脂を塗る直前まで準備完了→パック混ぜる→樹脂を添付
修理の工程や工具など例 |
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今回用意したサンドペーパーは3種類です。 |
120番・240番・320番の目の粗さのサンドペーパーです。大きな傷を処理する際には80番からのペーパーが推奨です。 |
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傷口はルーターなどで削ってあげると楽に綺麗にダメージのあるエリアを取り除けます | 傷口を覆うクロスは3枚使いました。 |
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傷口を大きい・中くらい・小さいの順で覆います。小サイズが傷口と同じくらいのサイズのクロスです。 |
XTRの樹脂は性能が良く、黄ばみが少ないので、Hydro Flexでも使用可能です。 |
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樹脂を塗るには刷毛などが均等に樹脂を乗せることが出来るので便利です。 | クロスをのせた傷口に樹脂を塗りこみ乾かします。XTR素材のエポキシは完全硬化体になるまで24時間ほどかかります。 |
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120番→240番→320番の順で磨きます。400番くらいまでやると、更に綺麗になります。 | 磨いた後に、ホットコートとして再度樹脂を塗ると多少強度が増し、そして美しい仕上がりになります。 |
なお修理方法などでご質問がございましたら、XTRサーフボードジャパン/O'side Surfまでお気軽にお問い合わせください。