
自分が初めてSBサーフボードを使ったのは、北カリフォルニアに住んでいた時だった。家の近くのあるポイントブレイクで、SBサーフボードで特大のエアーをしていたプロサーファーがいて、SBロゴが強烈に印象に残っている。
あのボードはなんだ?
と思った。そして、そのプロにボードを見せてもらうと特徴のある、"SB"ロゴと、"Boysen"ロゴがサーフボードにある。最初の印象は、カッコイイボードという感じ。もちろんサーフボードが好きな俺は、すぐに興味を持った。
 
その時の印象がとても強く、見た時のその洗練さに参ってしまった俺。だから、すぐにオーダーしようと、わざわざ南カリフォルニアのオーシャンサイドへサーフトリップを計画した。
つまり、トリップを兼ねて、ボイセンのファクトリーへと行くことになったのだ。その旅の途中では、あんなボードにしようとか、こんあボードにしようとか、胸を躍らせながら車を運転していたのを、今でもはっきりと覚えている。
ファクトリーへ着くと、もう午後4時で、誰もいないかなと思ったら、いきなりシェイパーのボイズンが出迎えてくれた。いつもオーダーを受け付けている人が、早退したから今日はシェイパー自ら受付をしているのだという。世界のトップシェイパーと直に話す幸せ・・・そんな感情を味わいながら、自分の好みのサーフボードのタイプを伝えた。
ファクトリーには様々なボードがあったので、一つ一つ触らせてもらいながら、当時のライダーだった、シェーン・ベシェンモデル(シングル~トリプルコンケーブ)をオーダーした。なんでも、ビーチブレイクやリーフブレイクで、幅広く活躍するオールラウンドパフォーマンスモデルだというのだ。
ちなみに、このシェーン・べシェンモデルは、今もThe Picという名前のボードで残っている。べシェンスタイルに憧れているサーファーは、注目のボードだ。
 
ボイセンのスタイルは、オーダーするサーファーのスペックを心で聴き、そしてそのイメージを膨らませながら、シェイプして形にしていくという芸術家のようなタイプだと、最初のオーダーの際にすぐに分かった。
2ヶ月後、そのボードを取りに行き、仕上がったボードを見るとまさに芸術品。柔らかいソフトレールなんだけど、全体的にボードがシャープ。なんだろう、ボードのデザインの美しさが放つオーラとも言うのだろうか、そんな感じを受けずにいられなかった。
満面の笑顔で、帰り、デッキパットを貼り、明日のサーフセッションに備える。当日は胸サイズで、多少サイドショアーな波だったが、最初の一発から、マジックボードぶりを発揮。特に縦への動きを何度も、そして止まらないでできたのが一番の印象だった。
ボイセンのボードはマジックだ・・・・
そんな、スティーブボイセンの板を扱えるように、なってXTRサーフボードジャパンとしても、幸せだし、特にハイパフォーマンスを重視するプレミアムユーザーに満足してもらえるボードシェイプで、俺も自信を持ってお奨めする。新しい次元のボードシェイプを是非あなたに体感して欲しい。
 
世界屈指の天才シェイパーであるSteve Boysen(スティーブ・ボイセン) |
カリフォルニアだと、ラスティー、アルメリックなどの名前と共に必ずあがってくる、世界のトップシェイパーのSteve Boysen(スティーブ・ボイセン)。若い頃は長髪の金髪をなびかせながら、クリスチャン・フレッチャーなどに多くのボードを削り、現在も3×世界チャンピオンからもオーダーが入るという、カリフォルニア屈指のシェイパー。
ファクトリーに行くと、チームライダーであるGabe
KlingやSebastian Zietzなどのボードの他に、世界を転戦するWCTサーファーのボードのオーダー(CJホブグット・ブルースアイアンズ・アンディアイアンズなど)も絶えない。
スティーブのボードは、とにかくドライブ性能が高さと、コントロール性の高次元の融合に特徴がある。カリフォルニアでWCTが行われる際に、世界チャンピオンや、B.Iがボイセンにオーダーする際も"とにかくスピードの出る板を"とだけオーダーし、後はすべてスティーブ・ボイセン任せと言うから、その信頼性とボードのドライブ性能の特徴が伺える。
また、彼のボードシェイプ理論は、"シンプルなボードのほうが、海の中に同調するように機能する"ということ。シンプルと言っても、ボードが単純ということではない。水の流れる、極限までに効率的に流し、ドライブ感のあるボードをシェイプするという意味なのだ。そのシンプルなデザインの中に、そのボイセンのハンドシェイプの魂がこめられていて、乗り手の意のままに反応するマジックボードを削りだす。
さらには、こだわりのスティーブは、いまだに手での削り出しを好むことにある、コンピューターでシェイプをほぼ行ってしまうシェイパーが多い中で、彼はプレシェイプで微調整をする箇所を数多く残しているのも、彼の特徴。
このために、ボイセンのサーフボードは、画一的なボードとはならず、個別のサーファーにあった最適のマジックボードを生み出すと評判が高い。デジタル+アナログの技術こそが、彼の素晴らしいシェイプを支えている。オーダーすればわかるそれぞれのボードのフィーリング。違いが分かるあなたに、お勧めするSBシェイプだ。

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研ぎ澄まされたその手から次々と生まれる、パフォーマンスシェイプの数々 |
手先が特に器用なスティーブ・ボイセンはギターやバイクも自作するほど。そういった手先の器用さと、すべてのパーツを頭の中でイメージしながら組み上げる過程は、サーフボードのデザインやシェイプに似ているのだという。そんな彼の昨年9月からの最大の焦点は、チームライダーからのフィードバックによる、ボリュームの分散とテール&ノーズシェイプ、ロッカーの強さと、コンケーブの掘り具合である。
世界を転戦するライダーや、他のメーカーに乗りながらもボイセンシェイプを愛するライダーからの協力によって、常に新しいデザイン&シェイプを作り続けるボイセンは、ついにXTRシェイプに着手。XTRのボスである、ハビアーからの極秘シェイプ理論も加味しながら、XTRに最高のシェイプを出してくる。
まさに、エポキシプロ、XTRサーフボードジャパン、そしてカリスマであるステーブボイセンのシェイプが融合したプレムアムボードがSBサーフボードWith XTRなのだ。
このコラボは、XTRサーフボードジャパンのみなしうるもので、SBサーフボードのXTRバージョンはXTRサーフボードジャパンでオーダーするのが、安心・信頼と言える。
XTRの素材感と世界トップのシェイプ。すべてが整ったボイセンシェイプは新しい境地に達したといっても良いだろう。感じて欲しい、世界のカリフォルニアシェイプとカリフォルニア発のXTRの高次元での融合を。新しいSB
XTR For Japanはあなたのサーフレベルを、極限以上に高める。
XTR ForJapanでは、お客様のオーダーをより正確に、そしてより良いボードにするために、カリフォルニアに8年間住んでいて、ステーブ・ボイセンとのリレーションが抜群のプロスタッフが英語でオーダーをいたします。通常のショップとは全く異なるオーダーシステムで、あなたの最高のパフォーマンスの夢を生み出すSB
XTR For Japanです。

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