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*このインタビューは2013年の6月のものとなります。
Roberts Surfboardsは、カリフォルニアはベンチュラに拠点を持つハイパフォーマンスボードを削りだすサーフボードビルダーだ。
1996年からの創設以来、高い質・パフォーマンスを生み出すサーフボードをシェイプするという理念を常に追い続けてきた。
サーフィンの進歩・進化と供に、Roberts Surfboardsはベンチュラを拠点として成長を続け、カリフォルニアで最も人気のあるサーフボードブランドとして名をはせている。
最新のシェイプ・素材を組み合わせ、チームライダー・一般ライダー・その他彼のシェイプを愛するプロ・シェイパーが一体となって、サーフボード業界で最も注目されるレーベルが”Roberts Surfboards"なのだ。
今回は、Roberts Surfboardsのシェイパーの”Robert Weiner(ロバート・ワイナー)”にインタビューを試みた。
いつサーフボードシェイプを始めましたか?
シェイプは1994年から
今までだいたいどのくらいのサーフボードをシェイプしてきましたか?
22,000本以上
何処でシェイプをしていますか?
カリフォルニアのベンチュラ
あなたのサーフボードデザインへ影響を与えるのは主に何ですか?
サーフボードの影響は、チームライダーと一般のライダーから受けている。日々寄せられる彼らからのフィードバックが、自分のデザインを新しい次元へと引き上げているのだ。海にいる間だ(日々のサーフィンや自分がサーフコンテストをしている合間)に、他のライダー・一般サーファーの乗り方を見て、そのサーファーに最適なボードをアドバイスしたりするのがとても好きだ。こういった日々の積み重ねが、自分のサーフボードデザインを良くしている主な理由である。
シェイプの哲学は?
サーフボードのデザインは、プロライダー用だけでなく、週末や週に1回くらいしかサーフィン出来ない一般ライダーのことも常に念頭に置くべきだと考える。そして、最高のサーフボードを作り上げるには、最高グレードの素材・デザインへの細部へのこだわりが必要だ。
サーフボードシェイプをしていて、一番楽しいことは?
自分の削ったボードに乗ったサーファーが、海で笑顔を出せるようになることが一番嬉しい
成功するシェイパーとして必要な要素は何だと思いますか?
サーフィンとサーフボードが好きなことと、グットリスナー(良い聞き手)であること
どのようにして、職人・アーチストとしてのサーフボードビルダーの側面と経営者としての側面のバランスを取るようにしていますか?
多くのアーチストや職人は閉鎖的なイメージがある。成功するシェイパーは、職人としての腕が経つことやイマジネーションが豊富という面と、サーフボードの乗り手のことを良く聞き・何がその乗り手が欲していることなのかを理解してサーフボードのデザインに反映させる力が必要。だから、自分はそうやってアーチスト・デザインナーの面と、経営者の面をバランス良く保持するようにしている。
今までデザインしたサーフボードモデルの中で、一番のボードは?
ホワイトダイヤモンドだ。このモデルは様々なコンデションで活躍するし、自分のシェイプ哲学の1つを色濃く反映しているデザインだからだ。もちろん我々は、先の尖ったいわゆる"ハイパフォーマンスボード”を数多く削る。こういったハイパフォーマンスボードは、乗り手とコンデションを選ぶ。つまり、使う波と使うサーファーが、ハイパフォーマンスサーフボードにマッチしていると最高の威力を発揮する。だけど、このホワイトダイヤモンドはその先が尖ったハイパフォーマンスボードとは趣旨が異なる。
"ハイパフォーマンスサーフボード=先が尖っている=ポテトチップスのように薄い"
というクラシカルな概念を一気にひっくり返してくれる最高のモデルなのである。
サーフボードデザインはどのように変わっていくと思いますか?
サーフボードデザインの少しづづ変化していくだろう。変化の中で大きなものは、その素材と構造だ。Roberts Surfboardsでは、RFT(カーボン+ストリンガーレス)構造や、Hydro Flexテクノロジーの3Dグラッシングなどが採用されている。どちらも、今までのPU素材よりも強度があり、耐久性に優れ、軽い新素材だ。
今あるデザインの中で最近のお気に入りのデザインは?
やはりホワイトダイヤモンドシリーズだ。ホワイトダイヤモンドのスピード性能・ホワイトダイヤモンド2のターン性能は素晴らしいものがある。波に少しパンチ(パワー)がある場合は、ブラックパントもお勧めだ。
いいボードを探しているサーファーへのアドバイスは?
自分のサーフィンレベルや自分の要求をはっきりさせることだ