MADサーフボードシェイパーMarty Allenについて
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私とMADサーフボードとの出会い |
カリフォルニアトップクラスのシェイプスキルと言っても過言ではない:
優れたパフォーマンスボードを誇るのが、MADサーフボードの最大の特徴
僕が一番最初に、MADサーフボードのシェイパー”Marty Allen:マーティー・アレン”シェイプを見たのは、ある南カリフォルニアの有名なサーフショップ。そこのサーフショップは、アルメリックやLOST、Timmy、ストレッチなどのカリフォルニアの超一流シェイパーボードや、AUSからのサイモンアンダーソン・DHDなどのAUSのグットシェイパーのボードを揃えている大きなお店だ。
だけど、お店のオーナーの方針で、カリフォルニアでも隠れた人気のあるコアーなサーフボードブランドもいくつか扱ってある。Marty Allenサーフボードシェイプはその中の一つだった。
そのお店のサーフボードバイヤーに聞くと、そのお店は”性能の高いサーフボード“しか扱わないというのだ。だから、そのお店にあるMADサーフボードも僕の興味を刺激してくれた。
実は、そのサーフショップに行った時は知らなかったのだけど、MADのシェイパーのMartyはXTRに造詣がとても深く、そしてJavierとも親交が多いシェイパーということも判明。ある日Javierのエポキシプロに行ったら、MartyがいてJavierと話していたのでびっくりした。
まず、このことがMADサーフボードに興味を持った発端のきっかけだった。
でもXTR For Japanの僕が、Martyのボードを日本の皆さんに紹介しようと決定したのは、彼とある日話した会話だった。
僕はMartyのボードをオーダーすると決めた1週間前に、カリフォルニアで有名なあのMalibuでサーフィンをしていた。"Malibuの波はどっちかというと、ロング向け?”と思われがちだが、リバーマウスの所のポイント先端ははっきり行ってショート向きのポイント。サウススエルで本領を発揮するこのポイントは、波が早く、ワイドで掘れている波なんだ。
その波は、サーフボードの性能がかなり影響して、とくかくテイクオフしてからのサーフボードのスピードが鍵だ。スピードがつきにくいボードでは、あの早い波は抜けられない。かと言って、スピードだけだと、セクションを抜けた後にあるリッパブル(リップしやすい波ということ)なウオールで楽しめない。なかなか難しい波だ。
いつもあの波で、自分にあったボードが探せなくてそのことをMartyに話した。そしたら、彼のシェイプに対する知識の深さがすーっと自分の頭に入ってきた。
“どうやったらあの早い波を上手く乗れるんだろうね?”
“うんあの波のタイプだったら、シングルコンケーブで早いボード。でも、早いだけじゃあの波は楽しめないだろ。だから、早いけど動きも持ち合わせるデザインに俺だったらするな。テイクオフで波に乗り遅れないように多少エントリーを弱くして、テールロッカーはシングルコンケーブにあわせて強くするんだ。俺の持っているテンプレートのM6とかMRFのシングルコンケーブ版が良いよ。”
そんな会話をしていて、すぐに”このシェイパー頭いい”と思った。シェイパーでも、デザインを完全にしかも波乗りのイメージとあわせてできるタイプと、そうでは無いタイプがいて、Martyは完全に前者。優れたシェイパーの傾向の一つだ。
そんな会話で意気投合した僕は、彼から早速3本の新しいボードをオーダー。パフォーマンスボードでもドライブ&スピードが特徴のM4、ドライブ+ルースのM7、そして新しい小波系フィッシュのMRF(Marty Rocket Fish)の3つ。
ボードを取りに彼のシェイプルームに行くと、ピカピカの3本のボードが。そして脇に抱えて持った時のあの”これはマジックボード“というフィーリングは今でも忘れられない。ボードは脇に抱えて、とてもフィーリングが良いとだいたい良いボードとわかるから、たぶんこの3本もグットボードなんだろうな〜と考えて、テストライドに備えた。
そしてMartyのボードを初めてテストしたのは、なんと日本のビーチブレイク。ボードをテストしたら、いままでの頭の中で考えていたことが、自分の足元で現実になるのが分かった。
良く、日本の波に日本のシェイパー!なんて聞くけど、そんな概念を180度ひっくり返すような、素晴らしい性能。
"このボード、すごく良い・・・。なんだよ、あの世界の一流メーカーのボードと形は似ているけど、こっちのほうがぜんぜん良いじゃん。何で今までこんな良いシェイパーが表舞台に出なかったのだろう?“
と不思議に思った。
だから、彼に経歴をいろいろ聞いた。そしたら、もともとはAUSのNew South Wales出身だということ、シェイプ理論をAUSだけでなく、ハワイ・カリフォルニアでもシェィピング理論を学ぶために修行を積んだこと、今まで世界のトップのサーファー(CTサーファーだったDanny Willsや世界チャンピオンのFanning)にも彼のシェイプを提供したことあるということ。以前にハワイのマーク・エンジェル、ウエィン・ミヤーダ、スパイダーサーフボードやラスティーサーフボードに従事し、シェイパーとして活躍していたことなどなどが分かった。
マーティーアレン最初から経歴を聞いていたら、すぐにMADサーフボードに乗っていただろうけど、これがまたサーフボードシェイパーの面白さでもある。有名なシェイパーよりも、隠れているシェイパーで腕の良いシェイパーのほうが、個別の乗り手を大切にしてくれることが多いから、僕はそっちのほうが好きだ。
MADサーフボードのMartyデザイン&シェイプは、まさにカリフォルニア、いや世界でも隠れたグットシェイパーとして、僕が太鼓判を持ってお奨めできるブランドだ。
現在も世界の波と彼のシェイプ理論を高い次元で追求すべく、カリフォルニア・オーストラリアを忙しく飛び回り、弱い波にも強い波にも対応させるオールラウンドパフォーマンスをシェイプしている。
試して欲しい、Martyシェイプ。世界を旅して、トップシェイパーのタッチを随所に入れているMADサーフボード。カリフォルニアのニュースクールパフォーマンスタッチを入れたそのシェイプは、あなたを唸らせる。
AUSのパワー&カリフォルニアのスタイリッシュさ高次元融合シェイプ&デザイン |
マーティーアレンマーティー・アレンはオーストラリアに生まれ。若干15歳でシェイプを始めたAllenはシェイプ暦20年。これまでに、マーティーはサーフボードを10,000本以上シェイプ。
オーストラリアのNew South Wales(ニューサウスウエールズ)で、毎日のようにサーフィンをして育ったMartyは、この地区の他のグロムサーファーと同じく、Snapper Rocksボードライダークラブに参加。サーフィンコンペに情熱を燃やす一方で、自分の使うサーフボードのシェイプに対する興味が深まってきたのもその頃だった。
彼自身Snapper Rocksでコンテストを戦い傍ら、彼のシェイプの良さを聞きつけて来た、当時のトッププロである、Shane Bevan、Alby Ross、Trevor Gleeve、Dean Bevan、Dave Davison、そしてJeremy Bilesなどにサーフボードを供給。
そしてその後に、AUSを後にする。世界を旅して自己のシェイプ理論を高めるために、AUSに滞在するだけでは限界を感じた彼は、世界中を旅して波を体感し、シェイプ技術を向上させる。AUSの一つの波だけでなく、弱い波からパワーのある波まで、様々なタイプの波を自分自身で経験し、そしてそれにあわせるサーフボードシェイプを作り上げるという、まさに”サーフボードシェイプをより良くしたい“という情熱こそが彼の原動力だった。
この彼の世界でのサーフボードデザイン探求の途中に、ハワイ・カリフォルニアにてさまざまなシェイパーの元に従事する。
ハワイではMark Angel、Wayne Miyarda、そしてカリフォルニアではあのスパイダーサーフボードのデニス・ジャービスやラスティーサーフボードのラスティー・プレイセンドファーなどに従事し、世界トップクラスのシェイプ理論を吸収。今現在も常に乗り手の立場に立ったサーフボードと、最新デザインを提供するために、カリフォルニアとオーストラリアをホームとしながらシェイプ理論を確立している。
MADーフボード・・・パフォーマンスボードの極みはここから始まる・・・
XTRとの卓越したリレーションを生かした、ハイクオリテーボード:XTR Japan独占販売! |
これはどのシェイパーでも共通なのだが、XTRサーフボードは、ファクトリーやシェイパー間のリレーションが希薄なままグラッシングだけを依頼するところもある。ハイスペック・ハイクオリティーのボードを提供するために大切な、シェイパーとXTRファクトリーの関係はどうか?
以上の問いに対しては”まったく心配無用”と断言しよう。
MADサーフボードのシェイパーである、マーティーは、XTRのJavierとの交流のもう7年。XTRサーフボードについての、知識はまさにJavierの片腕とも言える存在だ。当然XTRサーフボードへの理解も深く、開発者のJavierとXTRの共同研究に余念が無い。
他のどのシェイパーよりもXTRシェイプに対する情熱と理論理解度が高いMartyのXTRボードは、腕に抱えただけでわかる高性能が感じられることだろう。
当然、XTRサーフボード素材についての理解は100%あり、JavierにもXTRサーフボードがどうすれば、もっと性能が高くなるかについての提言もするほど、理解度は高い。
プレシェイプをXTRサーフボードファクトリーにあるXTRに最適に調整された最新マシーンを使い、プレシェイプ精度をアップ。加えて、マーティー独自のシェイプ理論も織り込みながら、ハイパフォーマンスボードに焦点をおいたボード作りをしている。
当然XTRサーフボードへのオプション対応でも幅広く対応。2層構造フォームのパラボリックや、2Dや3Dにももちろん対応できる懐の深さを見せるのだ。
XTR For Japanが、日本の皆様に供給するMADサーフボードは、シェイプも、ボードのカット後にヘッドシェイパーのマーティーがすべてハンド仕上げで行い、マテリアル・素材も他のFor Japanボードと同じく特級グレードをふんだんに使用。すべてが最新のシェイプ・デザイン・素材が体感できる。
丁寧な仕上げと、最高級の素材を使ったボードは、まさに持っているだけで満足さえしそうな、マジックボードとなってくれるだろう。
日本の皆さんに是非体感して欲しい、日本初公開のグットシェイパー&ボードシェイプ。さあ、ハイパフォーマンスはすぐそこにあります。
パフォーマンスを追及しながらも、幅広いサーファーに対応可能な柔軟なシェイプデザイン |
パフォーマンスを信条とするシェイパーだから、癖があるのでは?
と思ってしまうサーファーもいるかもしれない。僕も最初そう思っていた一人。だけど、実際にボードに乗ってみると、意外かつ驚きの事実が分かる。
ハイパフォーマンスボードって必ずしも難しく癖があるわけじゃないんだ。シェイパーの調整ひとつで、乗りやすいハイパフォーマンスボードって削ってくれる。だからこそ、日本とカリフォルニアでのコミュニケーションや、ライダー・シェイパーとの協議。日本の波質の研究・フィードバックなどなど、XTR For Japanサーフボードでは、情報のやり取りをしつこいくらいしている。
もちろん、ボードはアップスがままならない初心者向きじゃないけど、アップスが確実になっている、中級者から、そしてもちろんコンペバリバリのサーファーまで満足できる懐の深さがある。
一般の大量生産では、そういった細かな調整は不可能だけど、年間のシェイプ数も質を高く保つために、1,000本以内と決めていて、そういったボードのクオリティーに対するこだわりがあるのもマーティーの優れた特徴。
もしもあなたが、中級以上のレベルで、次なるサーフレベルを成し遂げたいと思っていたら、是非MADサーフボードシェイプを試して欲しい。あなたの新しい可能性がきっと見つかるはずだ。
そして、なんといっても魅力はすばらしいシェイプ技術とXTRの融合だけでない。XTR For Japanでは、流通経路をオンラインと直接契約の直営ショールームに絞ることによって、余計な中間マージンを削除しているので、正規代理店のカスタムエポキシボードとしては、破格のプライスタグをつけることに成功した。
中間マージンを削除したからといって、オーダーがいい加減になるのでは意味が無い。そのために、カリフォルニアを熟知し、シェイパー&XTRファクトリーとの連携日本NO1と言える、プロスタッフが活躍する。シェイパー・ファクトリー・お客様の間を緊密に。通常のサーフショップでは考えられないような、ダイレクトなコミュニケーションがシェイパー&ファクトリーと可能になっている。
正規代理店の品質保証・ケアーが付きながらも、並行輸入に対抗できるこのプライス。良いものをお求め安く体感してもらいたいという、XTR For Japanのラインナップに、魅力あるパフォーマンスラインがまた加わった。