日本限定モデル:超浮力・動くXTRサーフボード第二弾
:より小波にタイトにフィットするハイブリットミニボード。

波に乗りたいジレンマを解消させた、あのMatrixから1年…
その後、数多くのユーザーから、
サーフィンがより楽しくなった・サーフィンライフが豊かになった
テイクオフがとても早くて、しかもインサイドまで確実につなげる
レールをしっかりと入れる練習になるし、その気になればリップも全然できる
などなどの好評をいただきました。
そのTrix(トリックス)シリーズの第2弾としてXTR For Japanが日本の皆様へのスペシャルボードを開発。日本限定モデルシリーズTrix(トリックス)シリーズとして、ここに誕生しました。
その名もFrytrix(フライトリックス)。
Frytrixは、世界のサーフボードトレンドに合わせたミニボード。ミニボードのさきがけは、あの有名な5'5”という名のビデオを出しているLOSTサーフボードであったり、SlaterのDeep6を発祥とするチャンネルランズサーフボードなどですが、このカリフォルニアがトレンドの発信地なのです。
●トレンドの牽引役のカリフォルニア生まれのボードデザイン
もともとカリフォルニアは革新的なサーフボードデザインが出やすく、クワッドブームもしかり、このミニボードブームもしかり、なんといってもカリフォルニアが最新のデザインを世界へと送り出しています。
また、素材も同様なのですが、世界の革新的な素材はエアロスペースインダストりー(航空・宇宙産業)の世界トップを走るアメリカが常にリード。科学が進歩している場所から、素材革命が起こるのは当然のことです。
このFrytrixもトレンドリーダーであるカリフォルニアから生まれたボードで、とびっきりご機嫌な乗り味が楽しめるようなデザインです。しかも素材は最新素材のXTR。
開発の元となったのは、XTRサーフボードジャパンでも大人気であるMatrixと、
多くのユーザーの
"大人の休日ミニボードが欲しい”
と言うリクエストがきっかけでした。
パドルが楽で、テイクオフがとても早い傑作XTRサーフボードのMatrix(メイトリックス)は、年齢を重ねて、経験豊富なベテランサーファーから、ロングボードからの乗り換え、そしてどうしてもショートにこだわりたいサーファーに多大な支持を受けています。
Matrixは確かに優れたボードです。ただ、さらに短く、小波でタイトにフィットするボードが、ユーザーの声に答えるために必要でした。
実際、Matrixはスネから頭以上までサーフィンすることができるボード。その圧倒的な浮力を生かせば、小さい波でもどんどんと走っていきます。
ただ、膝波サイズだと、Matrixの平均的な長さは通常のオールランドショートと同じようなので、フェイスが浅い膝波にフィットしない局面も出てきます。
そんな膝波でも、Matrixは快調に走れるのですが、もっとタイトにターンを繰り返ししていきたい。ちょっとした波の変化にさらに敏感に反応させたい。だけど、浮力とテイクオフの早さは保ったまま・・・そんな贅沢な悩みを受けるようになってきました。
そんな、問題提起から始まったFrytrixボードのデザインがこのFrytrixの原型でした。

●大人のミのボードを極める:スモールコンデションの休日により多くの波に乗る
巷では、ミニボードのさらに短いボードである、ミニミニボードがあります。でも、そういったミニミニボードに乗られたことがあるサーファー、そしてミニミニボードに乗っている人を見たことがある人は分かると思うのですが、ボードが短過ぎるとどうしても物理的な問題もあり、テイクオフの安定性・速さに難が出ます。
そしてレールラインが短過ぎるとバタバタして、がに股気味にボードを抑えるサーファーが多いなどの課題が出てきました。ミニミニボードに乗っている、初級から中級レベルのサーファーをよく観察してみてください。プロや上級者を除いて、ノーズ方面に足が行き過ぎて、ガニガニしていませんか?
スピードを出すためと、ノーズのバタツキを抑えるために、かなり前足が前側に乗っているはずです。
我々開発側は、サーフスケートなるボードで4フィート台のボードが出始めた3年前から、ミニミニボードのスタンスの件がとても気になっていました。ガニ股スタイルが多い、日本人サーファーがさらにガニガニする・・・別に同じサーフィンだからいいのですが、せっかくだからかっこよくスタイリッシュに乗りたいのが、サーファーの性。
あの世界チャンピオンのケリー・スレーターでさえ、通常は5'4”や5'6"のミニボードに乗っている事実もあり、現実的に中級者前後が乗れるミニボードは、もう少し長めにとるべきだとも考えました。
Frytrixをフルラウンドノーズボードにしても良かったのでは?と思う読者の人もいるでしょう。確かにフルラウンドノーズの丸いボードを、超浮力バージョンで開発しても良かったのです。ただ、フルラウンドノーズにしなかったのは理由があります。
- フルラウンドノーズの超浮力バージョンは、確かに浮くボードだが、その浮力と形状からドルフィンスルーがし難いという意見。
- フルラウンドノーズでリラックスした超浮力ボードにしたい場合は、T-Rex 2010の大きなサイズにすればよい。
以上の理由も、今回のボード開発の指針の大きなファクターとなりました。
●Frytrixのデザイン指針
1つ目は、波のコンデションへの対応幅の広いボードを作ることです。サーファーでも、すぐに海の近くに住んでいる、ラッキーな人もいます。ただし、多くのサーファーは、海まで車で多くの時間がかかります。都市からサーフポイントまで、車で長距離トラベルしてくるサーファーが多いのです。また、多くは平日の仕事を頑張りながら、週末や休みにサーフィンを心から楽しみにしているサーファーなのです。
そうすると、自然が相手のサーフィンゆえに、最高のオフショア無風のコンデションは選べないことが多く出てきます。仕事・家族・交友関係などの都合で、どうしても良いコンデションの場所にいけないこともあります。そんな中、オンショアの波、ジャンクな波でも、サーフィンを楽しみたい。そんな切実な思いを、このボードのデザインへ組み込みたかったのです。
2つ目は、海が常に混雑している日本でも、道具でテイクオフのアドバンテージを確実に出せることへの追求です。混雑している場所で、さらに小さい波だと、テイクオフ命という状況も出てきます。混雑している中で、ドンピシャでいいポジションに自分がいたら、波に確実に乗りたいと思うサーファーも多いはずです。
どんぴしゃのタイミングでも、ボードのテイクオフと走りが遅いために乗れない・・・そんなボードお持ちじゃないですか?私は一般サーファーという立場で、そんな経験を何度もしているから、乗れそうで乗れない時の悔しさが身に染みてわかります。
さらなるデザインの課題は、"多少はゆったりと乗れるが、動きを出したい時には、リップも可能なミ二ボードをデザインする"ということでした。リラックスした浮力ボードであれば、レトロでも良いし、動きを極めるミニボードだったら、MADサーフボードの、MRFがあります。このFrytrixはその中間層のリクエストを叶えるボードにするべく、削りだしを行ったのです。
XTR サーフボードジャパンと、エポキシプロのXTRマスターである”Javier"は、以上の課題を考え、ここ1年を費やしました。
以上の課題から出てきたデザイン・性能の特徴は以下です。
- 体力が衰えてきたが、ボードの力を借りて、小さいな波で動きをできるだけ機敏にしたい。
- 混雑が激しい日本の海でも、テイクオフでアドバンテージを出せるミニボード。
- 小さな波にフィットさせるべく、Matrixより短めのサーフボードを開発。
- 短過ぎるサーフボードは、物理的にテイクオフが遅くなり、ボードがばたばたしやすい。そして、スタンスが荒れる傾向が中級レベルのサーファーにはあるために、短過ぎないボードレングス。
- テイクオフの早さと、走り出しの良さは必須。
- 走った後に、セクションにつかまり難いように、簡単にスピードが出せるデザイン。
- オンショアな整わない波でも、走りと安定性、そして操作性を出すためのボトムデザインをデザインする。
- フルラウンドノーズでは無いセミポイントノーズのボード。
●プロトタイプからじっくりと熟成を重ねた、深い味わいのあるデザイン
こういった、数々のリクエストをJavierにぶつけ、数々のシェイプの後、プロトタイプデザインの候補をいくつか作り、ライダーがテストを重ねました。もちろん、プロライダーだと、どんなサーフボードでも乗れてしまうので、アマチュアライダーから一般のサーファーがテストをしました。
XTRサーフボードジャパンの"YUKI"こと私も、自ら志願して一般サーファー代表としてボード開発に関わりました。
ただ、プロトタイプの何本かの候補は全くの失望のものもありました。プロやトップアマチュアが乗れるからといって、一般サーファーは乗れないボードがある・・・そんなことを、この1年で何回も経験していたのです。自腹でサーフボードを買ってテストしている自分にとっては、精神的だけでなく、財布にも堪えたこのテスト。
ただ、 自分としては、買っていただくユーザーの方には、絶対に機能しないボードは提供したくありません。そういった意地が、このFrytrixプロジェクトに自分が参加し続ける、一番の動機付けになっていました。
そうして、開発を始めてやっと1年後、ついにシェイパー、ライダー、そして一般サーファーまでが満足行くボードができたのです。名前の由来は、波のセクションも飛ぶように(Fly)走るスピード溢れるボードという意味と、ゆとりの大人ラグジュアリーシリーズのTrix(トリックス)シリーズを合わせ、
Frytrix(フライトリックス)
と命名。
Frytrixのボードのデザイン特徴は、
- ボリュームを増したデッキ面。
- ソフトフルボキシーレール。
- 薄目のシングル〜ダブル〜VEEを持つボトムデザイン
- セミポイントノーズ
- バットテール。
- レールラインが短すぎないデザイン。
- 5フィンマルチフィンボックスシステム。
となりました。
このボードこそ、世界トップクラスの技術を誇る、カリフォルニアはオーシャンサイドのエポキシプロが考え出した、"動く超浮力ハイブリットミニボード"です。XTRサーフボード素材の優れた特性と、Javierのシェイプ技術、そしてカリフォルニアの雰囲気抜群のボードとなっています。

さあ、この新しいカテゴリーのハイブリット浮力ミニボードで、小波を攻略してみてください。乗れるミニボード・充実した休日・楽しいサーフィンライフ・・・あなたが望む新しいサーフィンライフが、このFrytrixにはいっぱい詰まっています。
- Matrixが気に入っているが、膝〜肩くらいをメインにターゲットにした、浮力抜群の短いボードが欲しい。
- RNF系のボードではなく、浮力を増したセミポイントノーズを持つミニ系ボードが欲しい。
- Matrix系だが、より短いボードで、小さい波によりタイトにフィットさせたサーフィンがしたい。
- 対応レベルは初中級から上級者まで
- オールラウンドボードより、4インチ以上短め、1〜1 3/4幅広、1/4以上厚めを推奨。浮力をたっぷり取るには、1/2ほど厚みを増しても良いです。
【ハイテクXTR素材とデザインの勝利による余裕のパドル・テイクオフ+機動性】
 
今までのPUやEPS素材ボードの性能・耐久性・軽さのバランスの常識を破るXTR素材が、想像を超える機動性とパドル&テイクオフ性能を高次元で融合。これこそこのボードの真骨頂。余裕のパドルと、早いテイクオフがあなたの異次元の世界へと誘います。
通常成し遂げられないようなこのFrytrixのコンセプトを支えるのは、最新素材のXTRと、優れたシェイプのダブルコラボレーション。市場トップを走る、水を吸わないハイテク素材の”高密度XTRフォーム”とUVカット入りXTR18-Pro、そしてエアリアライト社から特注した最高級S-2クロスを使ったプレミアムボードの素材感。
そして、その素材に100%あわせた独自のデザインを織り交ぜて成し遂げた、あなたの夢をかなえる高性能・軽量・高耐久性ボードがこのFrytrixです。
今までこのタイプのボードはPUやEPS、そしてその他モールドボード素材ではありましたが、XTRファクトリーがデザインからすべて企画した、超浮力ミニボードのXTRサーフボードオリジナルデザインはFrytrixのみ。世界唯一のボードデザインをお楽しみください。 |
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【コンバーチブル5フィンボックスによる楽しみ・波への幅広い対応】
 
Matrixと同じく、このFrytrixもボードに5つのフィンボックスを装着させることを可能にし、乗り手のさまざまな楽しみ方・その日の波のコンデションに合わせたフィン設定ができるという”コンバーチブル”フィンセットアップ。
”クワッドでルースかつ、クイックに”、”スラスターで、パワフルに深いターンを”と、状況に合わせた幅広い楽しみが可能で、あなたのサーフィンのポテンシャルを2倍にアップ。しかも、フィンの場所を特徴的な”シングル〜ダブル〜VEEボトム”を生かすように位置させたので、ボードの更なる可能性が引き出せるようになりました。
フィンの位置はそのボードのターン性能を最大にするために、R&Dを重ねたセットアップ。横に早く、しかもその気になれば縦へ動かせるそのフィンの位置・角度はXTRのオリジナルです。なおFrytrixはFCSフィンのみ対応となります。 |
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【小さな波に合わせた、ローエントリーロッカーとタイトにターンするためのテールキック】

スピードは早いけど、曲がらない・・・そんなボードはたくさんあります。また、曲がるけど、テイクオフが遅く、スピードが全く出ないというボードも存在しています。
Frytrixは、そういった欠点・不満を解消すべく、Frytrixにはオリジナルなロッカー&全体のテンプレート&フォイルを採用しました。小波でのテイクオフと走り出しを高める、ローエントリーロッカーながらも、テールロッカーを調整し全体のバランスを高次元にて融合。小波でもクイックに動かせるそのロッカーは、体感すると病みつきになるでしょう。
ロッカーは、コンケーブとの相関性が多く、コンケーブもロッカーに合わせてオリジナルチューンをしているところも、見逃せません。テールエリアをコントロールしやすいようにフィンの位置とボトムシェイプを、”流体力学者・素材化学者”のJavier(ハビアー)が考えたデザイン。計算された理論を駆使した高性能ボトム・フィンセットアップ。全体シェイプ(コンケーブ・レールフォイル・テンプレート)と合わせて高次元に機能する、その優れたロッカーを体感してください。 |
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【計算尽くされた、コンケーブ&フィンの位置・角度のコンビネーション】
 
Frytrixはボードのバランスを最高レベルに整えるために、コンケーブからロッカー、そしてフィンの位置・角度を絶妙にバランス。世界初のAFSを開発するなど、今までのシェイパーとは違ったアプローチを見せる、フィンの位置を考案するボードデザイナーのJavierが行った調整は、ユーザーが乗りやすく、そしてスピードの出るボトムとフィンの調整。
そのデザインを、先ほども述べた優れたロッカー特性とフィン&ボトムをブレンド。XTR素材とあいまってミニボードに大切な、スピードとマニューバー能力の両立を図りました。
小さいながらも掘れた局面の波でもタイトにフィットし、フラットなセクションも飛ぶように抜けていく・・・そんな理想のボトム特性を感じさせてくれるボトムとフィン設定です。 |
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【1インチバットテールと、フルソフトボキシーレール】
 
すでに1980年台には、スターテールとして幅広く認知・開発されていたバットテールを、テールには採用。ターンの際に、レールエリアを1インチ短くできるので、よりターンのキレが増しました。
また、センターのレールは、小波でのボードのレールの引っかかりを無くし、ターン性能を向上させるフルソフトボキシーレール。小波でのターンの性能をアップしました。
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Frytrixは今までの常識を覆すサイズのとり方をします。思い切って、今まで使っているオールラウンドボードより、短め・幅広・厚めのサイズを選んでみてください。
そんなサイズでも大丈夫?
ご安心ください。XTR素材と優れたシェイプによって、レトロボードのような鈍重さは皆無です。きっとあなたに今まで考えられなかった、小波での余裕のクルーズ&楽しみをこのボードは与えてくれるでしょう。

*以下のサイズはあくまでも目安でございます。スタイル・レベルによって前後も可能です。個別のサーファーへのプロスタッフ・シェイパーの無料カウンセリングアドバイスなどはこちらよりお知らせください。
- レベルが初級に近い場合は、1サイズ大きなFrytrixをお選びください。
- レベルが上級に近い場合は、1サイズ小さなFrytrixでもオーケーです。
- レベルが中級の場合は、お好みに応じて以下の推奨サイズを多少前後させる設定が推奨です。
*中級者とは、アップスが完全になっているサーファーのことをここでは指します。
*下記のお奨めサイズ以外で調整したい方。ご安心ください!すべてのFrytrixはフルカスタムオーダー可能です。
目安の体重・推奨レベル |
ボードサイズ |
48〜60kg・初級〜上級者 |
5’6” ×19 7/8×2 1/2 前後 |
60〜72kg・初級〜上級者 |
5’7” ×20×2 5/8 前後 |
65〜77kg・初級〜上級者 |
5’8"×20 1/8×2 3/4 前後 |
70〜82kg・初級〜上級者 |
5’9”×20 1/4×2 7/8 前後 |
75〜87kg・初級〜上級者 |
5’10”×20 3/8× 3 前後 |
80〜92kg・初級〜上級者 |
5’11”×20 1/2×3 前後 |

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【2010年プライス】
*XTR For Japan仕上げ:
S2-クロス・XTR18-Pro樹脂・シンセテックXTRフォーム・SWVボトム・FCS 5個Fusionボックス&フィン5枚標準装備
Frytrix XTR 標準小売標準価格:
・XTR素材 センターストリンガー 159,800円(本体価格)/167,790円(税込価格)
・XTR素材 カーボンケブラーレール 3D 179,600円(本体価格)/188,580円(税込価格)
XTR For Japan 特別プライス:
・XTR素材 センターストリンガー 126,990円(本体価格)/133,339円(税込価格)
・XTR素材 カーボンケブラーレール 3D 146,790円(本体価格)/154,130円(税込価格)
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