コールは2005年にシェイプ量15000本を達成、今なおハンドシェイプにこだわり、世界のトッププロのみのオーダーを受け付けている。そのオーダー カードを見ると、アンディ&ブルース・アイアンズ、クリス・ワード、マット・アーチボルド、トム・カレン、ネイザン・フレッチャーといい、そうそうたる面 々が名を揃えている。徹底して生産量を抑えているので、たとえ世界チャンピオンのアンディが7本オーダーしてきても2本のみ手渡しするという少数完璧主義者だ。
特筆すべきことはコール・サーフボードにおけるマジックボードの割合が異常に高く、通常100本に1本、トップシェイパーで10本に1本混在するとされる 個数が彼の場合は1/2にも達している。マジックボード高含有率はトッププロの誰もが認めるところだが、これは彼が優れたサーファー/クラフトマンによる ところは大きいだろう。話をしてみると、レイルやロッカー、ボトムコントゥアーには超一流のみが知りうるタッチを展開していく。制作してサインをする全て のボードにコール風味を削りこみ、妥協のない姿勢でボードシェイプに1本あたり約4時間を(通常のシェイパーはせいぜい1.5時間だから実に 2.5倍費やしていることになる)かけている。このことがマジックボード含有量を高め、低生産量の原因となっているのだろう。
サーフボード業界の超名匠、ポリエスター時代の達人とされているが、最近はシェイプマシンを導入し、さらには高品質XTRサーフボード素材を導入させ、新時代へのアジャストメントを始めた。
名匠コールとXTRサーフボードジャパンが共同で作り上げる、世界の特級品ボードをあなたの手に・・・
*このページの写真はCole SurfboardsとUpside Down様の承諾を経て使わせていただいております。
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