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サーフボードのアウトライン・ロッカー・コンケーブ

 

ここでは、ボードの全体の形にかかわるアウトラインとロッカーの種類について解説します。アウトラインは、サーフボードをデッキ(またはボトム)から見たシェイプのことです。ロッカーは、サーフボードを横から見た時のサーフボードのソリとなります。

 

サーフボードの重要デザインは

 

@ロッカー

Aボトム形状

Bアウトライン

 

と言われています。

 

Outline(アウトライン)シェイプ

 

サーフボードのアウトラインは、サーフボードのドライブ性やマニューバー性能を決めます。カーブはそれぞれのボードで、微妙に異なりますが、ここではわかりやすいように、ストレートアウトライン(直線)とカービーアウトライン(曲線)との2種類の区別をします。

 

ただし、先ほどの繰り返しになりますが、区別といってもこの2種類ではそれは完全には出来ません。ストレートに見えても、ある場所はカーブを強めていたりすることもあります。なかなかサーフボードのデザインは複雑です。

 

アウトラインには原則があって、ストレートになればなるほどドライブ性能が強く(つまりスピード性能が高くなる)なります。反対にカービー(曲線)になればなるほど、マニューバー性能が高く(つまり動く)なります。ストレートなアウトラインを配置する場所、ロッカーテール形状、そしてカーブの配置などでもボードの性能は様々に変化しますので、ボードの性能は全体のバランスで考えます。

 

・ストレートアウトライン
ストレートラインは、ドライブ&スピード性能に優れるアウトラインです。その反面、ターンは硬く感じます。テールエリアをストレートにしたり、ノーズエリアをストレートにしたりと、組み合わせもいろいろ考えることが出来ます。

 

ストレートアウトラインは、水とボードが接する場所が多くなるデザインです。そのためにボードには多くのパワーが供給されます。ですので、スピード性能に優れるのです。このストレートなアウトラインにあわせられる一般的なボードは、スモールウエーブ用のボードが多いのですが、その一般論には当てはまらないタイプもあります。

 

現代のサーフボードはなかなか複雑で、用途・デザインによってはストレートアウトラインでも、ビックウエーブに使用させるようなTow Inボードや、カットオフノーズボードもあります。これらのボードはいずれも小波専用ということではないのです。

 

・カービーアウトライン
カービーアウトラインは、マニューバー性能に優れて、ボードを動かしやすくなります。その反面スピード性能は劣ります。テールエリアをカービーにしたり、ノーズエリアをカービーにしたりと、組み合わせもいろいろ考えることが出来ます。

 

カービーアウトラインは、水とボードが接する面がストレートアウトラインよりも少なくなります。その結果、ボードのスピード性能は落ち、安定性が無くなります。安定性が無くなるとは、逆に言うと、ボードが動くようになるのです。

 

一般にカービーなアウトラインは、オールラウンドショートボードなどに使われることが多くなります。ボードにスピードを与えるようなデザインをする小波ボードとは異なるシェイプです。つまり、ストレートなアウトラインを必要としない・またはあえてボードの動きを高めるようなサーファーの要求に合わせるようなボードのデザインに組み込まれるのが普通なのです。

 

ワイデストポイントとは?

 

ワイデストポイントとは、サーフボードのアウトラインカーブで、一番幅広い場所のことを指します。測定方法は、メジャーなどで測るのが一番正確です。手を使ってもある程度感触をつかむことも出来きます。ノーズから、テールにしたがって両手で、レールをそれぞれつかんでなでるように手を下ろしていってみよう。その過程で、カーブの頂点がワイデストポイントとなります。

 

一般に、前側にワイデストポイントを持ってくると、ボードが安定します。パドルも早くなるでしょう。反対に後ろ側にワイデストポイントを持ってくると、ボードの動きが増します。

 

一般的に、フロントフッター(前足加重)には前側のワイデストポイントボードが適して、バックフッター(後ろ足加重)のサーファーには、後ろ側のワイデストポイントボードが適していると言えるとされていました。ただし、デザイン理路はそれだけに当てはまりません。現在の一般的なサーフボードは、フッターというよりも、乗り手がそのボードの個別のデザインに合わせて乗るというが一般的です。ですので、このボードはフロントフッター向けとかこのボードはバックフッター向けとかありますが、あくまでもプロレベルの高い技量・ミリ単位でボードの性能を求める方の世界であり、一般サーファーはあまりこだわる必要はありません。

 

ロッカーの種類とコンケーブ:1つのボードに複数の複雑なロッカー

 

ロッカーは、コンケーブと非常に密接な関係があります。これは、サーフィンがうまいプロサーファーですら誤解している人がいます。流体力学の基礎が無いと、自分から解析を独自にするのはなかなか難しくなります。ただ、サーフボードのプロシェイパーはその密接な関係を知っていることは言うまでもありまえん。だから彼・彼女らはプロなのです。

 

ロッカーはサーフボードで一番重要な要素です。以下でも詳しく解説しますが、ロッカーが強いボードは動きに優れていて、ロッカーが弱いボードはスピード性能が高いものとなります。動きが良ければ、スピード性能が低くなり、スピード性能が高ければ、それに反比例して動きが悪くなるという側面もあります。

 

ただし、それはコンケーブを入れることによって、ロッカーとスピード性能・動きをある程度変えることが可能なのです。コンケーブの役割は、異なるロッカーカーブをボードに配置できることとなります。ですので、コンケーブを入れたボードは、複数のロッカーが1つのボードに入っているものと考えられます。

 

他のページでも述べましたが、ロッカーはボトムコンケーブと深いつながりのある重要な要素です。一般にはロッカーというとボトムのソリの1つだけど指すことが多いと思われがちですが、ロッカーは実は3種類あります。以下の図を見てみましょう。

 

サーフボードデザインフォーラム

 

上の図には3色の区別で、3つのロッカーがあります。図中のエンジ色はボトムのカーブラインです。これがボトムロッカーt呼ばれる曲線ですう。ブルーは、レールの水平から見たカーブラインのレールロッカーです。最後は、デッキの水平のカーブラインであるデッキロッカーとなります。このように、ボードロッカーは3種類あります。その意味と場所をしっかりと覚えておきましょう。

 

モダンなハイパフォーマンスボードは、

 

@センターにコンケーブを入れて、センターのロッカーは弱くする

Aレールロッカーは強くする

Bテールにはボードの特性に応じて、センターのロッカーを弱くしたり強くしたりする。またはフィンの横にチャンネルなどを入れて、フィンエリアに異なるロッカーを複数入れる

 

などなど、サーフボードのデザインの可能性はかなり多くあります。

 

ロッカーは非常に重要な要素であることは確かです。そのために、シェイパーはロッカーチェッカーを使い、そのロッカーの数値の管理に神経を尖らせます。ただ、ロッカーを左右するのはシェイプだけではありません。

 

シェイプ後にストリンガーが歪んだりするし、ラミネーションの際に樹脂が縮むことによって、ロッカーの変化が起こりえます。樹脂はポリエスターで平均6%、エポキシ樹脂で平均2%の硬化後に縮むと言われています。樹脂が縮めば、ボードも多少なりとも歪みが出てしまうのは仕方の無いことであるのかもしれまえせん。また、ボードが完成後にどのように保管するかでも、ロッカーの数値は微妙に変化します。それだけ、ボードビルディングは様々な要素が入っていて奥が深いですね。

 

良いサーフボードビルダーとは、シェイプ後に起こる様々な変化(バリアブル)を計算の上に、ボードを作り上げる者達なのでしょう。

 

サーフボードデザインフォーラム

 

また、ボードの実際のロッカーはサーフボードのフレックス(しなり)によって大きく変化します。サーフボードのロッカーは一定ではありません。サーフボードはしなる(フレックス)します。しなりが加われば、フラットなボードであっても、実は状況によってロッカーが付くボードとなります。

 

例えば、ドアや畳でサーフィンしている人がいるが、ドアはロッカーがほとんどありません。鉄製のドアだったら、サーフィンは著しく難しくなります。だけど、木製のドアであれば多少はしなるはずです。よって、多少なりともコンデションに左右されずにサーフィンは可能なのかもしれません。また畳は逆にしなり過ぎて、上手くサーフィンできないかもしれません。

 

Alaiaという木製のサーフボードがあります。あのボードは見た目ではフラットなロッカーです。実際に波に乗ると、波にあわせてしなる。ボードがかなり薄いからです。しなりがあるから、波にそこそこ乗れます。しなりがロッカーを生み出しているのです。最高のロッカーとは、波のカーブにマッチするロッカーです。しなりの重要性はそこにあります。波のシャメンが緩やかであれば、緩やかなロッカーを合わせます。波が掘れていれば、多くのロッカーが効いているボードのほうが適します。

 

ロッカーは、通常大きな波・掘れている波に対しては強め。緩やかな斜面・小さなパワーレスな波に対しては弱めという原則があります。

 

サーフボードデザインフォーラム

 

ボトムのカーブが大きければ(つまりロッカーが強ければ)、水の抵抗が大きくなります。その、反面ボードのコントロール性能が上がります。ボトムのカーブが少なくなれば(つまりロッカーが弱ければ)、水から多くのパワーを受けてスピードが上がりますが、反面ボードのコントロール性は下がります。

 

波が大きければ、ボードのスピードは波のパワーが勝手に与えてくれますね。スピードを、ボードから捻り出す必要はありません。だから、スピード性能よりコントロール性能のほうが大切なので、ロッカーは強めに取るのです。

 

反対に、波が小さかったり・パワーが無い場合はボードからスピードを捻り出す必要があります。勝手にスピードが出て行くようなボードデザイン=概してロッカーが弱く、プレーニングエリアが大きなボードが必要なのです。

 

ただ、ロッカーで大切な事柄はまだあります。サーフボードは、バランスが大切で、ロッカーは美しく、そして切れ目無くカーブを描いていなければなりません。そうで無ければ、ロッカーカーブの途中で水の抵抗が増すだけでなく、コントロール性能も失われてしまったりします。美しいカーブこそが、美しいターン・スムーズなサーフィンスタイルを生むと言っても過言ではありません。

 

なお最近は、ボードデザインでCADを使うシェイパーも多くなりました。CADを使うと、ロッカーのカーブが一瞬に数値化され、しかもビジュアルでPC画面上で確認も出来ます。そのために、より正確なロッカーカーブを再現できるという利点も生まれるのです。

 

サーフボードデザインフォーラム

 

ハンドシェイプを否定するとかではありません。ただし、CADソフトとプレシェイプマシンは、サーフボードをより正確に再現するための頼もしいシェイパーの相棒なのです。ハンドシェイプと同等、いやそれ以上のソウルを込めるためにマシンやコンピューターは誕生したのです。CADソフトとカットマシーンについては、こちらもご参考ください。

 

Reference:Surfline April,2010

 

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